飲み水のおいしさを調べたい

毎日何気なく口にしている飲み水。その味の違いを意識したことはありますか?
水の味は、硬度や残留塩素などの水質によって変わります。

昭和59年に当時の厚生省が発足させた「おいしい水研究会」では、「おいしい水の要件」として、硬度など7つの項目について具体的な数値を示しています。パックテストを使えば、この要件のうち、硬度や残留塩素などを手軽に調べることができます。

パックテストは、測定したい水をチューブに吸い込み、振り混ぜるだけで簡単に水質を測定できるキットです。測定結果も溶液の色変化で判定できるので、専門知識がない方でも、自宅の水道水やミネラルウォーターの水質を自分でチェックできます。

硬度

(おいしい水の要件:10~100 mg/L)

水に含まれるカルシウム、マグネシウムの量を表します。
硬度が高くなるにつれて、コクや飲みごたえが増すとされますが、高すぎると苦みやえぐみを感じることがあります。

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残留塩素

(おいしい水の要件:0.4 mg/L以下)

水道水には、消毒のために塩素が添加されています。安全のために必要な塩素ですが、濃度が高くなると独特の塩素臭が強くなり、水の風味を損ねてしまいます。
浄水器や煮沸することで残留塩素を除去することができます。

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この他にもこんな項目を測定できます。

水道水の色が赤味を帯びていたり、濁ったりしているときは鉄が含まれていることがあります。
見た目や味の観点から水道水質基準は、0.3mg/L以下とされています。

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硝酸態窒素

濃度が高いと乳幼児への影響があることから硝酸態窒素と亜硝酸態窒素の合計量として10mg/L以下という水質基準が設定されています。
水道水に含まれる硝酸態窒素の濃度には地域差がありますが、1~2mg/L程度含まれるところもあります。

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