建物解体時のアスベストを調査したい

石綿(アスベスト)は、耐熱性・絶縁性・保温性・耐腐食性に優れ、安価であることから「奇跡の鉱物」として使用されていました。しかし、健康被害のリスクが明らかになり、国内では2006年以降、石綿および石綿を重量の0.1%を超えて含有する全ての物の製造、輸入、譲渡、提供、使用が法律で禁止されています。現在もアスベストを含む建材が使用された建物は多く存在し、解体や撤去の際にはアスベストの検査が必要となっています。しかし、アスベストの検査は専門性が高く、結果が出るまでに時間もかかります。

共立理化学研究所の「アスベスト検出キット」は、広島県の特許技術を用いた検査キットで、採取した建材の一部を入れた溶液に試薬を加えて振り混ぜるだけでアスベストの有無を判定できます。

簡易分析となるため、法令で定められた事前調査や測定、行政への報告に用いることはできませんが、本製品を使用し、発色があった場合は、その建材にはアスベストが含まれているとみなしてアスベスト除去工事を進めることで、工期の短縮や精密分析にかかる費用の削減が可能です。また、大規模な地震などで複数の家屋が倒壊した場合、このキットを用いれば、アスベスト飛散のリスクを迅速にスクリーニングできます

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